デジタル一眼カメラを購入して丸一年が経過した。
カメラを購入するまでは、カメラに関する知識はほとんどなくて、シャッタースピード??ISO感度??という感じだった。
そんな状態だったのが、今ではほとんどマニュアルモードを使い撮影している。
この1年間は、YouTubeを見たり本を読んで色々勉強したつもり。
そんな私が、マニュアルモードを使えるようになるには何から覚えれば良いのかをまとめてみようと思う。
F値・SS・ISOの関係性について
いきなり専門用語が飛び出してきて、初心者の方はわけがわからないだろう。
カンタンに説明すると、F値・SS・ISO感度それぞれの作用によって写真が明るくなったり暗くなったりするということだ。
ここさえ理解できれば、マニュアルモードがすぐに使えるようになるはず。
だけどこの3つの関係性は、かなり難しくて、私は理解するのにとても苦労した。
F値(絞り)・SS(シャッタースピード)・ISO感度の関係はかなり難解なので、自分なりの解釈でカンタンに解説していく。
F値(絞り)とは
F値(絞り)とは、レンズに入る光の量を数字で表している。
レンズの中を物理的に絞り、光の入る量を調整している。
F値は目の開き具合で例えるととてもわかりやすい。
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F値が低い=目を大きく開いている状態
F値が高い=目を小さく開いている状態
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つまり、F値が低いと光を取り込む量が多くなり、逆にF値が高いと光を取り込む量が少なくなるという原理である。
SS(シャッタースピード)とは
SS(シャッタースピード)とは、シャッターが切られる時間の長さのことを言う。
1/100であれば、1/100秒間シャッターが切られるということになる。
目で例えると、目を閉じた状態から開いて、また閉じるまでの時間のこと。
SSが長いと光を取り込む量が多くなり、短いと光を取り込む量が減る。
ISO感度とは
ISO感度は、カメラのセンサーが光に反応して電気信号に変えるとき、信号を増幅する量のことを指す。
信号は増幅すればするほど、小さな光にも反応するようになるが、ざらつきが出やすくなる。
ISO感度を上げたときに出るざらつきは、ノイズとも呼ばれている。
ISO感度を上げると光を取り込む量が多くなり、下げると光を取り込む量が減る。
関係性まとめ
F値・SS・ISO感度の関係性をまとめると、どれを触っても写真は明るくなるし暗くなるということが分かったはず。
ここまでわかればもう一息!
F値・SS・ISO感度を変えたときの明るさ以外の変化を理解できれば、マニュアルモードはマスターできるだろう。
F値が低いとボケが出しやすい
F値は下げれば下げるほど、ピントの合う範囲が狭くなる。
ピントが合っていないところはボケるため、F値を下げればボケが出しやすくなる。
この写真はF1.8で撮影している。
ここまでF値を下げられるレンズは、単焦点レンズしかないんじゃないかな。
風景などで、全体的にピントをあわせたいときは、F8〜10くらいで撮ると良い。
ここまで絞ると写真が暗くなるので、SSやISO感度の調整で明るさを稼ぐ必要が出てくる。
SSは焦点距離・撮るモノで調整
SSは長くなればなるほど、手ブレが発生しやすくなる。
手ブレが発生しにくい目安があるので、こちらは是非とも覚えてもらいたい。
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SS=1/(レンズの焦点距離✗2)
例:焦点距離50mmの場合、SS 1/100
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SSは早ければ早いほど、瞬間を捉えることができるため、車などの早く動くモノを撮るときは、SSを早めたい。
逆に、わざとブレを出したいときはSSを遅くする。
ISO感度はできるだけ下げたい
ISO感度は上げるとノイズが目立ってくるため、できるだけ下げる努力をするべきだろう。
カメラの性能によって、ISO感度を上げたときのノイズが違うから、手持ちのカメラで暗所を撮ってみて、ノイズの加減を確認してもらいたい。
この写真はISO6400まで上げている。
本来であればノイズが目立つはずだが、写真の調整(RAW現像)で目立ちにくくしている。
このように調整次第で目立ちにくくすることができる。
さいごに
F値・SS・ISO感度の関係性などを理解できれば、あとは実践で写真を撮りまくろう。
昼と夜とでも設定の違いなどがわかるようになれば、マニュアルモードもお手の物になるだろう。
Amazonのkindle unlimitedを使っていたら、こちらの記事も参考にしてもらいたい。
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