机などの木製家具にモノを落としてヘコませることがよくある。
傷だらけの家具ならまだしも、新しめの家具ならショックは計り知れない。
今回はヘコませた家具をある程度まで修復させる裏技(?)を紹介したいと思う。
この方法を使えば下の写真のように、ある程度のヘコミを直すことができる。
ヘコミを直せる家具の種類
ヘコミを直せる家具は、塗装されていない木製のものしか直すことができない。
表面にクリア塗装などがされている家具を直そうとすると、塗装面の修復もしなくてはならない。
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- 木製であること
- 無塗装であること
- 軽いヘコミであること(深いヘコミは直せない)
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ヘコミを直すのに必要なモノ
まずはヘコミを直すのに必要な工具を揃える必要がある。
と言っても使う工具はたった1つ、「はんだごて」だけあれば良い。
[st-mybox title=”「はんだごて」とは” fontawesome=”fa-file-text-o” color=”#757575″ bordercolor=”” bgcolor=”#fafafa” borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
はんだごてとは電子工作するときに、はんだと接合部分を加熱するための道具。
加熱される先端は300~400度とかなり高温のため、使用中はヤケドしないよう注意が必要である。
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はんだごてはホームセンターの他に、ダイソーなどでも売っているから、わりとカンタンに手に入るはず。
はんだごての取り扱いには十分注意!!
はんだごては先端が300~400℃かそれ以上に加熱される。
そのため、はんだごての取り扱いを誤ると、大火傷などの恐れがあるので、使用する際は十分注意してもらいたい。
はんだごてをあまり使ったことがなければ、家族や友人にはんだごてを使ったことがある人を探すのも手。
はんだごてを使ってヘコミを修復する方法
このヘコミ修復法の原理は、はんだごてで水を蒸発させ、その蒸気で木のヘコミ部分を膨らまして修復させるというもの。
木の戻ろうとする力が強いので、わりときれいに修復できるのも特徴。
ただし、はんだごてで木の表面を焼かないように注意しよう。
[st-mybox title=”ヘコミ修復手順” fontawesome=”fa-list-ol” color=”#757575″ bordercolor=”#f3f3f3″ bgcolor=”” borderwidth=”3″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” title_bordercolor=”#757575″ fontsize=”” myclass=”st-mybox-class st-title-under st-list-no” margin=”25px 0 25px 0″]
- ティッシュを濡らす
- はんだごてを温める
- 濡れたティッシュをヘコミに当てる
- ティッシュの上からはんだごてを当てて、水を蒸発させる
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ヘコミの直り具合を確認しながら、木を焼かない程度に様子をみつつするのがコツ。
濡れたティッシュの水分は、わりとすぐに乾く。乾いたティッシュを加熱すると、火災の原因にもなるので十分注意してもらいたい。
[st-mybox title=”ヘコミを修復するときの注意点” fontawesome=”fa-exclamation-circle” color=”#ef5350″ bordercolor=”#ef9a9a” bgcolor=”#ffebee” borderwidth=”2″ borderradius=”5″ titleweight=”bold” fontsize=”” myclass=”st-mybox-class” margin=”25px 0 25px 0″]
- 家具側にはんだごてを当てないこと(木が焼ける)
- はんだごてを使用するときはヤケドに注意!
- 乾いたティッシュをはんだごてで加熱しないこと(火災の原因)
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修復前と後で比較
下の写真がヘコミ修復前。
写真中央部に大きなヘコミができていることがわかる。
こちらが修復後。
完璧とまではいかないが、ぱっと見ではヘコミがわからないぐらいになっていることがわかる。
手で触ると少しだけデコボコしてるなーとわかる程度の仕上がりだ。
さいごに
軽いヘコミであればこの方法を使って修復できる。
ただし何度も言うが、はんだごては超高温になるのでヤケドには十分注意してもらいたいのと、火災にも注意!