IKEAの掛け時計は安くて気軽に導入できる。ただ電波時計の便利さを知っていると、普通の時計が不便と感じてしまう。
不便だったら電波時計にしてしまえ!
ということで今回はIKEAの掛け時計を電波時計にしてみた。
電波時計化したIKEA掛け時計がこちら
今回犠牲となったIKEA掛け時計は「BONDTOLVAN」
見た目はミニマムでかっこいいのだが、目盛が大変見づらくパッと見で時間がわからないという評判のものである。
電波時計化したことで、針は白くなり、ついでに目盛を白く塗ったことで圧倒的に良くなった。
電波時計化するには
電波時計化に必要な部品は「電波時計ムーブメント」「針」の2点。
普通の時計を電波時計にするには、針を動かしているムーブメントという部品を交換する必要がある。
ムーブメントだけ替えられればいいんだけど、IKEA製の針が他社のムーブメントと互換しているかが分からない。
ということで今回は、家で使わなくなったニトリの電波時計のムーブメントと針をIKEA時計に移植した。
IKEA掛け時計のムーブメントと針を交換する
表面の透明カバーを外す
まずは表面の透明カバーを外そう。プラスチックのヘラなど使い、時計の隙間に差し込むとカバーが外れる。
カバー表面にキズをつけないように慎重に作業しよう。
時計の針を外す
続いて針を外す。
針は差し込まれているだけだから、引っ張れば簡単に外れる。
ムーブメントを取り外す
IKEA時計のムーブメントは本体の爪に引っ掛かって固定されている。爪をヘラなどで開けばムーブメントが取り出せる。
ニトリの掛時計は、ムーブメントが六角ナットと両面テープでガッチリ固定されている。
六角ナットを取り外し、両面テープは無水エタノールを染み込ませれば接着が弱まり、キレイに外すことができる。
ムーブメントを取り付け
あとは電波時計のムーブメントをIKEA時計に取り付けて、逆の手順で組み立てればOK。
ムーブメントは大きさがあわず、本体から飛び出してしまう形になってしまったが、がっちり固定されているし問題ないだろう。
針の位置合わせは一番難しいかもしれない。電波時計の電池を入れると12時に自動的に移動し、電波を受信しにいく。そのタイミングで針を取り付けると良いだろう。
お好みで目盛に塗装
目盛は見づらいから、白の塗料をダイソーで買い、筆を使い目盛を白く塗装した。
さいごに
今回の電波時計化にはニトリの電波時計(3000円)が犠牲となった。
IKEAの時計は2000円程度だから費用対効果を考えれば、最初から5000円程度の電波時計を買う方がお得なのは間違いない。
だけど自分で改造すれば楽しいし時計に愛着が湧くだろう。
手先の器用さに自信がある方は是非挑戦してみてほしい。